時には竹製品の話を

創作竹芸とみなが

2014年01月21日 13:58

 寒さに弱く、連日の冬日、大寒に凍えながら店内で作業をしております。

 最近の暖取りはもっぱらこれです。



 
ミニサイズの火鉢です。
さほど暖かくはならないのですが、視覚的効果と、炭を管理する楽しさに惹かれて活用しています。


 ここ最近、竹製品に関する内容をブログに挙げてこなかったので、久しぶりに投稿しようかと思います。

 当店で扱っております竹籠の中で、「みがきかご」と呼ばれるシリーズがあるのですが、
今回はその製品をご紹介しようと思います。




 そもそもの籠の名称の「みがき」という言葉は漢字で表記しますと「磨き」となります。


 これは、編み上げる前の竹ひごの表面を刃物で少し削って仕上げてあるのです。
 「油抜き」という工程を経て作られる「白竹かご」と違って、出来たばかりのかごは青々としています。

 これが、経年を経るにつれて、青みが少しずつ抜けていき、味わいのある色に変化していきます。

 元々の竹の持つ青みは、どうしてもその色を保っておくことが出来ません。少しずつ抜けていく青み、
を「味わい」と捉えて頂ければ幸いです。

 白竹のかごに比べると竹の表面を削っている分、艶が出ませんが、色味の変化は比較的早い段階で
みられます。




 一点一点手作りの商品ですので、数に限りがあるのですが、
年末年始、当店は門松一色にしておりましたので、現在みがきかごの商品、比較的多数
ございます。

 気になるお客様は、是非ともお店に足をお運びください。
 寒い店内ですが、暖かくお出迎え致します。宜しくお願い致します。

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